50歳からの建築

50歳から通信制大学で建築を学びはじめた記録を綴ります

寸法をテーマとするスクーリングに参加しました。

ブログを書くまでがスクーリングです。ということで、「寸法1」というスクーリングを受講しました。この授業は筆者が受ける最初の2年次授業になります。

これまでの1年次のスクーリングと違い、授業の流れはこんな感じでした。

テーマは、独立を控えた建築家のアトリエ兼住居を、6m四方の土地に最大4m四方の床面積、7mまでの高さの建物を建てるというもの。

まず、事前課題の模型を先生がレビュー、もらったアドバイスをベースに図面を清書、さらにそれをもとに模型を直して最後にみんなで投票、という流れでした。

図面をかくのと模型と両方やらないといけないので、事前課題で持って行ったものと全く違うものを作ることは、手の早い人なら不可能ではないでしょうが、時間的に難しくなります。模型も図面もどこら辺に力を入れて、どこら辺で力を抜くかが大事になってきそう。

なので、事前課題で十分にスタディして、ある程度自分が納得するものを作っていった上で、なおかつ修正できるような模型の作りにしておいた方が良いみたいです。

例えば、外側の箱だけ作っておいて、フロアプランは差し替えがきくようにテープで借り止めするとか。

筆者の反省点は、スタディの不十分さと言うことになります。具体的には1/30の人体模型を最初に作って(できれば立ってるのと座ってるのと2種類)、スタディ図面の上に乗せて、この設計は寸法的に成立するのか?ということをイメージしながら考えれば良かったと思います。筆者は最後まで4mx4mの空間がいかに狭いかをいまいち想像しきれませんでした。そもそも事前課題の完成度がいまいちだったので、絶対に間に合いそうにないとおもうと、なおさらモチベーションが上がらなかったのも敗因です。

スクーリングの事前課題について、時間配分や取り組みへの姿勢を考えなおさないといけないと痛感しました。

講評については、いままでは全員の作品を講評してもらってましたが、今回は時間ぎりぎりまで作業時間に確保して、受講者同士でお互いの作品に投票して、投票数が多い順に数名が発表して、講評を受ける仕組みでした。(これはこれからのスクーリングすべてで、こういう形になるのかどうかわかりませんが。)

余談ですが、なぜか僕に付箋をつけた奇特な人が一名いらっしゃって、発表する羽目になりました。そもそも図面も模型も完成していない状態だったので、先生には語るに足らずみたいといった意味のコメントをやんわりながらされました。しょうがないですね。

今回良かったこととしては、授業終了後、前回のフィールドワークに参加して親しくなった人を中心に、学生どうしでのディスカッションができたこと。一名実務経験が長い方がいらっしゃって、おすすめの本や設計のノウハウなど聞けたことが収穫でした。

授業の様子は公式ブログのこちらの記事で閲覧できます。

www.kyoto-art.ac.jp

筆者の作った模型です。公開するのははばかられる出来ですが、自戒の気持ちでさらしておきます。

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入り口になにか巨大な動物がいますね

今回教えてもらった、住宅設計におけるオススメ本。

アルヴァ・アアルト (SD選書 34)

アルヴァ・アアルト (SD選書 34)